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2003年08月14日(木) 00時00分

ネット、DVD台頭で受難…PH出版元倒産債務超過76億円ZAKZAK


「ペントハウス」のホームページより 【ニューヨーク13日=夕刊フジ特電】過激なヌード写真などで米出版界に一時代を築いた男性誌ペントハウスを出版するゼネラルメディア社が12日、ニューヨークの連邦破産裁判所に破産法第11条に基づく会社更生手続きを申請、事実上倒産した。債務超過額は6400万ドル(約76億円)。ペントハウス誌では、今後も発行を続けたいとしており、スポンサー探しに追われている。

 倒産に追い込まれた背景には、インターネットのアダルト系サイトやビデオ、DVDそれにケーブルテレビのポルノチャンネルなどの台頭があり、米男性誌はどこも苦戦を強いられている。

 販売部数は全盛期には全米で100万部近くあったが、昨年末には53万部と低迷していた。

 創刊したボブ・グッチョーネ氏は、料理人や俳優、私立探偵など多くの職業を転々とした後、1969年に「ペントハウス」を創刊、過激なヌードで爆発的な売れ行きを示した。

 ドル箱雑誌で勢いを得たグッチョーネ氏は映画会社、ペントハウス・フィルムズ・インターナショナルを立ち上げ、80年には46億円の巨費を投じて、ローマ帝国の悪名高きエロ皇帝を主人公にしたハード・コア長編『カリギュラ』を製作、世界的な話題を集めた。

 米男性誌業界では、カリフォルニア州知事選に出馬したラリー・フリント氏が創刊した「ハスラー」や、ヒュー・ヘフナー代表による「プレイボーイ」などがしのぎを削っているが、近年はプレーボーイ誌が320万部と他誌を大きく引き離している。

 ペントハウス誌の日本版は、83年に講談社から創刊。後に休刊し、全く別の雑誌として95年に、ぶんか社から復刊している。ぶんか社では今後について「現在、確認中で事情がわからない」としている。

ZAKZAK 2003/08/14

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_08/2t2003081418.html