2003年08月14日(木) 14時29分

ウイルス「ブラスター」、家庭のコンピューターにも被害及ぶ（ロイター）

　［サンフランシスコ　１３日　ロイター］　新種のワーム型コンピューター・ウイルス「ブラスター」の感染は、インターネットを介して家庭のコンピューターに及んでおり、ユーザーは復旧に悪戦苦闘中だ。
　ブラスターは米マイクロソフト社の基本ソフト（ＯＳ）「ウィンドウズ」の欠陥を狙うウイルス。
　被害規模について、ウイルス対策会社の米シマンテックは少なくとも２３万台が感染したとの認識を示す一方、モスクワに本社を置くカスペルスキーラボは約３０万台としている。
　米国企業の大半は１３日までに専門家による対策を終えたが、家庭のコンピューター・ユーザーにとって修正プログラムの取り込みは困難な作業。
　あるユーザーは、システムが６０秒以内に終了するとの警告が出るため、修正プログラムをダウンロードする時間が取れないと語った。
　マイクロソフト社は、ブラスターで一部の企業ネットワークが遅くなる障害は出ているものの、インターネット全体には影響は出ていないと発表。
　しかし専門家らは、より悪質な類似ウイルスの出現を警告している。
　（ロイター）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030814-00000453-reu-int