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2003年08月14日(木) 00時00分

ケータイ 夏の陣 ドコモ4カ月ぶり首位/地上デジタル受信続々 東京新聞

■純増数高画質カメラ付き好調

 高画質カメラや動画メール付きなど高機能化する携帯電話市場で、大手メーカーの「夏の陣」が本格化している。

 電気通信事業者協会が今月七日発表した七月末時点の契約数調査によると、新規契約から解約を除いた純増数でNTTドコモが三十一万一千契約増と、ライバルKDDIから四カ月ぶりに首位を奪還した。新端末「505i」の投入に加え、第三世代携帯「FOMA」が好調なためだ。

 高画質カメラやきめの細かい画面が特徴の505iシリーズは、五月末から順次発売され、八月四日までに機種変更も含め合計百八十七万契約を達成。ドコモの津田志郎副社長は「八月にシリーズ全機種がそろったので推移を注目したい」と期待を示した。FOMAも四月以降、約三十三万契約を獲得している。

 一方、auブランドのKDDIは、人気歌手の歌声を着信音にできる「着うた」や、動画メールが人気の第三世代携帯「CDMA2000 1x」が好調で、四−六月は純増数がトップとなった。しかし、七月はサービス内容に大きな変化がなく、二十一万契約と二位に転落。J−フォンは七万四千契約にとどまった。KDDIは今秋、データ通信をより高速化。飽和状態に近づきつつある携帯市場で顧客獲得の知恵比べが続きそうだ。

■試作品公開30分録画OK

 地上デジタルテレビ放送の受信機能を搭載した携帯電話の試作機の公開が相次いできた。移動中でもテレビが見られるため、商用化されれば人気を呼びそうだ。

 三洋電機が今月八日、公開した試作品は重さが約百五十グラムで、地上デジタル放送を約九十分視聴可能。画面に有機ELと呼ばれる新素材を採用し、激しい動画の動きを忠実かつ鮮やかに再生する。携帯電話内に約三十分の番組を録画することができる。価格は「今の携帯から大きなアップにはならない」(幹部)とみている。

 地上デジタルテレビ放送は十二月に東京などで開始。携帯電話向け放送は二〇〇五年ごろに始まるといわれており、三洋は、携帯向けが始まるのとほぼ同時期の商用化を目指している。

 NECも既に、同様の携帯電話の試作機を発表している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20030814/mng_____kei_____003.shtml