2003年08月12日(火) 21時35分

ヤミ金を連携し撲滅、「緊急連絡会議」が初会合　／熊本（毎日新聞）

　不当な高金利を脅迫的に取り立てるヤミ金融への対策を官民連携で検討する「県ヤミ金融緊急連絡会議」の初会合が１１日、県庁で開かれ、被害阻止に向けた方策について関係機関の担当者らが意見交換した。
　同会議に参加したのは県、県警のほか、県弁護士会、県司法書士会、被害者支援団体「熊本クレ・サラ・日掛被害をなくす会」など。全国的に同様の組織づくりが進んでいるが、被害者支援団体がメンバーに加わるのは、長野県に次いで２例目という。
　会合では、伊藤敏明・食の安全・消費生活課長が「ヤミ金融は全国的に大きな問題となっており、官民一体で撲滅に向け力を合わせることが必要だ」とあいさつ。意見交換では「ヤミ金業者が債務者の勤務先まで執ように電話したため、債務者が解雇された例がある。企業への啓発も必要」との声も出た。同会議は今後、各団体合同の特別相談会や講演会などを開催し、被害者支援策を進める方針。【石川淳一】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030812-00000004-mai-l43