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2003年08月12日(火) 08時55分

あの会社、あのサービスの名前の由来はZDNet

 ドコモ、au、ボーダフォン、FOMA、ツーカーセルラー……。ふだん何気なく口にしている携帯電話の会社やサービスの名称。これらにはどんな意味があるのだろうか。各社に聞いてみた。

時と場所を選ばない、マルチメディアへのアクセス〜FOMA

 まずはNTTドコモ。会社名「Docomo」が「Do Communications Over The Mobile Network」に由来しているのは有名な話だ。これに「どこでもだれでも」という意味を持たせているという。

 このところ好調な3Gサービス「FOMA」は「Freedom Of Mobile multimedia Access」の略。「時と場所を選ばない、マルチメディアへのアクセス」にFrontier(モバイル・フロンティアへの挑戦)、Future(モバイル通信の未来型)、Flexible(フレキシブルなモバイル通信)といった意味がこめられているそうだ。ちなみにPDCサービスの「ムーバ」は、「移動を意味するMoveからの造語」(ドコモ広報)。

 モバイルインターネットサービス「iモード」は、「私(I)のi、インタラクティブのi、インターネットのiなどに由来している」(ドコモ広報)。サービス名が決まるまでの葛藤は、iモードの海の親ともいわれる松永真理氏の著書「iモード事件」(角川文庫刊)に詳しい。

 505iシリーズに採用された、ディズニーとドコモのコラボレーションによるキャラクター「Dimo」という名前にも意味があった。「ディズニー、ドコモ、モバイルを連想させる名前」(ドコモ広報)なのだという。

ツーといえばカー〜ツーカーセルラー東京

 「話せりゃええやん、でんわやし」という松本人志のCMが印象的なツーカーセルラー東京。会社名には合併吸収の名残りがあるという。

 「セルラー」は、DDIが携帯事業に参入した際、各地域会社に「○○セルラー」という名前を付けてサービスを提供していたことに由来する。「当時DDIが主要株主として入っていたのでセルラーという名前が入っている」(ツーカーセルラー東京の広報)。「ツーカー」は、会社設立時に日産自動車が携帯電話事業に参入、日産が出資する携帯電話会社には「ツーカー」という名称を入れることになっていたため会社名に入っているという。

 ツーカーは「ツーといえばカー」という、「互いに気心が知れている良い関係を示す言葉にも由来している」(広報)とのことだ。

Take it easyなサービス〜EZ

 KDDIも、DDI、KDD、IDOの3社合併の名残りが社名に色濃く現れている(リリース参照)。「合併前から親しまれた3社のブランドイメージを統合、3社の融合・発展を象徴する名前」(広報)。4月には飯田橋に本社を移転、1つの社屋に統合されたのも記憶に新しい。

 auというブランド名は、Access、Always、Amenityなどのa、Unique、Universal、Userなどのuから構成された造語。「KDDIとDDIセルラーグループの移動体事業を象徴するキーワードが入ったブランド名」(広報)。卵のような形のロゴは、「顔のような、手のような、体のような」有機的な造形が特徴で、人間の生活そのものに深く、強く、広く関わっていくことを目指そうという方針を示したものだという(リリース参照)。

 EZweb、EZムービー、EZナビゲーションなど各種サービスの頭に付いている「EZ」は、「Take it easy」の略。インターネットを手軽に使ってほしいという意味が込められている。

音声+データ+電話=ボーダフォン

 10月からボーダフォンブランドへの統一が決まっているJ-フォン。「Vodafone」のvoはVoice、daはdata、foneはphoneの造語で、これら3つの要素を合わせたものがブランド名になっている。ロゴにレイアウトされている火の玉のようなマークはスピーチマークといい、会話を意味するクォーテーションマークをデザイン化したものだ。

 9月31日で引退となるJ-フォンというブランド名は、JがJapanのJということ以外に特に意味はないというが、「軽やかで快い語感の響き」を意識して付けられたそうだ。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030812-00000003-zdn-sci