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容器包装リサイクル法にもとづいて全国の市町村が回収した０２年度のペットボトルの回収率は４５．６％で、同法施行後、最も高かったことが環境省のまとめでわかった。分別回収を実施している市町村が大きく増えたことなどがこの結果につながった。
ペットボトルの生産量は年々増加し、０２年度は約４１万２０００トンに上った。うち市町村が回収したのは約１８万８０００トン。回収率は前年度比５．５ポイント増。容器包装リサイクル法が施行された９７年度の回収率は９．８％だったが、毎年伸びをみせている。
また、ペットボトルの回収量と再商品化量が、生産量の増加を上回る勢いで増加しているため、廃棄されたペットボトルの量は前年度に比べて４．５％減った。
回収率が増えた理由としては（１）ペットボトルの分別収集を実施している市町村数は２７４７（０２年度末現在）で、全３１９０市町村の約８６％で、法施行時の６３１から４倍余りに増えた（２）一般家庭の側にも、分別して出す意識が徹底してきた——などと見ている。(08/11 10:10)