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2003年08月08日(金) 20時45分

鼻炎用内服薬で脳出血の報告、厚労省が注意喚起を指示読売新聞

 鼻水や鼻づまりの症状を緩和する成分「塩酸フェニルプロパノールアミン」(PPA)を含んだ鼻炎用内服薬などで、脳出血の副作用を起こすおそれがあるとして、厚生労働省は8日、注意を呼びかけるとともに、製薬会社に対し、使用上の注意の改訂と、PPAの代替成分への切り替えを速やかに行うよう指示した。

 同省によると、今年6月—先月末にかけ、市販の鼻炎用内服薬や風邪薬の副作用で、脳出血や、くも膜下出血を起こしたとの報告が4件、医療機関などから寄せられた。いずれも10—20代の若い女性で、うち3件は、決められた用量の2—7倍を1度に服用し、直後に激しい頭痛などを訴えたという。

 このほか、昨年7月にも同様のケースが1件、PPAを含む医療用医薬品でも一昨年に2件、脳出血の副作用報告があった。7件とも症状は回復・軽快している。

 厚労省は、ホームページ(http://www.mhlw.go.jp)でPPAを含む市販薬170品目の製品名を公表し、「これまで使われている量からみて、副作用が起きる頻度はかなり低いが、必ず用法・用量を守ってほしい」と呼びかけている。

 国内での鼻炎用内服薬は年間約2400万箱出荷されている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030808-00000413-yom-soci