2003年08月08日(金) 07時02分

県内、刑法犯の検挙率はやや持ち直す　警察庁まとめ（熊本日日新聞）

　今年一〜六月に警察が認知した刑法犯のうち殺人、強盗などの重要犯罪が前年同期比１６・６％増の一万千三百四件に上ったことが七日、警察庁がまとめた犯罪情勢で分かった。このうち熊本県警が認知した刑法犯は一万三千九百五件で前年同期比０・９％増とほぼ横ばいだったが、検挙率は過去五年間で最悪だった昨年を６ポイント上回る３４・２％とやや持ち直した。

　窃盗犯が全体の約八割を占める一万千四百四十一件。このうち、凶悪犯罪に発展する恐れのある侵入盗やひったくりなどの重要窃盗犯（千八百二十四件）では、検挙率が昨年同期を３３・８ポイント上回る７６％で全国一位となった。

　殺人、強盗などの重要犯罪の認知件数は、二件少ない九十一件。ただ、強盗は６１・５％増の二十一件が発生した。検挙率は重要犯罪全体で６５・９％、強盗は９・９ポイント上昇し７１・４％だった。

http://kumanichi.com/news/local/main/200308/20030808000066.htm