2003年08月07日(木) 00時00分

ネット事件凶悪犯倍増 （東京新聞）

　今年一−六月の上半期にインターネットの「出会い系サイト」がきっかけとなって起きた事件は計七百八十一件で、十八歳未満の子どもが被害者の８０％以上を占めていることが七日、警察庁のまとめで分かった。

　殺人、強盗、強姦（ごうかん）など重要犯罪は六十三件と前年同期より二十九件も増え、サイトをきっかけにした犯罪の凶悪化を裏付けた。

　全事件のうち最も多かったのが、児童買春で三百二十六件。次いで青少年保護育成条例違反が二百十六件。被害者六百五十三人のうち十八歳未満の子どもが五百三十人と全体の約８１％を占め、高校生は二百六十九人、中学生が百六十人、小学生も二人被害に遭った。サイトの利用手段は９６％が携帯電話だった。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030807/eve_____sya_____006.shtml