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2003年08月07日(木) 12時15分

<生活経済犯>著作権侵害や不法投棄など増加毎日新聞

 警察庁は7日、今年上半期(1〜6月)の「主な生活経済事犯」の取り締まり状況をまとめた。著作権や商標を侵す「知的財産権侵害事犯」の検挙件数が90年の統計開始以来、最悪のペースで増加し、産業廃棄物の不法投棄など「廃棄物事犯」も増えた。

 知的財産権の侵害では、141件(昨年同期118件)を検挙した。このうち89件が偽ブランド事件。うち3割強が外国人による街頭販売で、特に大都市圏で目立つという。海賊版の作成は38件で、会社員や学生のパソコンユーザーがCDやDVDを複製して販売するケースが多かった。また、販売にインターネットなどのネットワークを利用していた事件が全体で38件あり、上半期としては過去最高だった。

 廃棄物に絡んだ事件の検挙件数も、上半期としては過去最高の1353件に上った。複数府県にまたがる不法投棄や、行政指導を無視した悪質なケースが多かった。また、軽油引取税の脱税を目的に軽油を密造したグループが、精製の過程で生じた不純物の「硫酸ピッチ」や「スラッジ」を不法処分する事件が増加し、上半期だけで昨年1年間を上回る8件を検挙した。【窪田弘由記】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030807-00001048-mai-soci