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今年上半期（１〜６月）に押収された拳銃は３９２丁で、うちインターネットを利用して取引されたものが１０５丁を占めたことが７日、警察庁のまとめでわかった。暴力団以外からの押収が全体の半数を超えており、一般人に拳銃が広がりつつある実態も示された。
兵庫県警などが摘発した密輸事件では、米国在住の日本人の銃販売店経営者がネットに広告を出して日本からの注文を受け、国際郵便などで密輸していたとされる。昨年末から今年７月末までに約１５０丁が押収され、鑑定を終えた４１丁（１２都府県の２１人から押収）が上半期の件数に数えられた。
ネット絡みの１０５丁のうち、暴力団から押収されたのは数丁。ほとんどが一般人の銃マニアで、これまで犯罪に使われた例は見つかっていない。しかし、警察庁は「看過できない。ネット上の違法な取引に目を光らせたい」としている。
上半期の押収量そのものは前年同期より８０丁増えた。暴力団以外からが２１３丁で、前年同期より４７丁増え、全体の５４％を占めた。
(08/07 10:37)