2003年08月07日(木) 10時14分

ヤミ金融被害が激増　手口多様化、学校脅迫も（共同通信）

　ヤミ金融による被害が激増している。警察庁は７日、今年上半期の摘発状況を公表。ヤミ金融事件の被害者数は約１６万６０００人と前年同期の約４倍で過去最多となった。「０９０」「トイチ」「チケット金融」など手口が多様化、子供の学校にまで取り立ての電話をするなど悪質化が目立ち、暴力団が組織的に資金源にしている実態も浮かび上がった。
　警視庁や広島県警など５県警が摘発した指定暴力団山口組系組員によるヤミ金融組織は、傘下に約１０００業者を抱えていた。
　債務者の借入・返済状況などを管理する「情報管理センター」を都内に複数設け、センターごとに１０−２０の貸金業者を置き、多重債務者を狙ってダイレクトメールで勧誘していた。
　これまでに出資法違反（高金利）の疑いで２０人以上を逮捕、センターを仕切っていた主犯格の指定暴力団山口組系組幹部を指名手配した。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030807-00000058-kyodo-soci