2003年08月06日(水) 00時00分

レアル戦ダフ屋、女刑事に売りつけ逮捕定価の３倍で転売狙いも、間抜けな最後（ZAKZAK）

ベッカムの華麗なドリブル。場外では間抜けなダフ屋の勘違い…　ズルいよ〜。ベッカムやロナウドらを擁する世界一のスター軍団、レアル・マドリードにあやかって一儲けしようとしたダフ屋２人が５日、警視庁生活安全特捜隊に都迷惑防止条例違反（ダフ屋行為）の現行犯で逮捕された。売りつけようとした相手は女性捜査員。華麗なプレーとは対称的な間抜けな“場外戦”の顛末（てんまつ）は−。

　逮捕されたのは、東京都台東区の暴力団組長、松本英雄（５６）と北区の暴力団組員、五十嵐文雄（５３）の両容疑者。

　調べによると、２人は５日午後、レアルｖｓＦＣ東京戦の国際親善試合が行われた国立競技場近くの路上で、観客から１枚１０００円で買い取った自由席入場券（定価４５００円）３枚を、定価の３倍以上となる計４万５０００円で、女性捜査員に転売しようとした。

　私服でダフ屋警戒中だった女性捜査員が、松本容疑者の手をギュッとつかんで逮捕しようとすると、松本容疑者はチケットを入手できた女性が感動したものと勘違い。なんと「そんなにつかまなくていいヨ」と大いに照れていたとか。

　それでも女性が手を離さないことから、ようやく逮捕されたことを理解した松本容疑者は、「女刑事と名乗らないなんてズルいよ」とボヤきながら連行されたという。

　松本容疑者がベッカムの容姿に似ているかどうかは、「そんなこと言うまでもない」（捜査関係者）。例え一瞬でも、「人気にあやかった」と考えたなら、思いあがりも甚だしかったようで…。

ZAKZAK 2003/08/06

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