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2003年08月06日(水) 00時00分

神奈川県警、犯罪250件を放置→時効面倒くさかった? 署内倉庫に書類放置ZAKZAK

 神奈川県警茅ケ崎署の元警部補と現職警察官2人の計3人が被害届を受けた軽微な少年事件など約250件を処理しないまま放置し、一部は容疑者を特定しながら時効が成立していたことが6日、分かった。県警は、現職警察官と当時の上司の計4人に対する処分する。元警部補は平成13年3月、退職している。

 県警の調べによると、元警部補らは同署生活経済課に勤務していた6年から13年までの間、少年の万引や、自転車盗などの処理を放置。今年6月、署内の倉庫の中で捜査書類が段ボールに入れられているのが見つかり、発覚したという。

 県警は関係した署員らを事情聴取したが、書類を意図的に隠すなどの行為はしていなかったため、刑事事件としての立件は見送った。

 神奈川県警では昨年10月から今年6月までに、交番勤務の巡査部長や巡査長計7人が窃盗事件などの被害届を放置したとして懲戒処分され、一部は公文書毀棄(きき)容疑などで書類送検されている。

ZAKZAK 2003/08/06

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_08/1t2003080606.html