2003年08月06日(水) 00時00分

脂肪吸引手術後に女性死亡　　 業務上過失致死の疑いも　　 （中日新聞）

　東京都渋谷区の美容整形外科医院で１日、脂肪吸引の手術を受けた美容コンサルタントの女性（５３）の容体が急変し、転院先の病院で翌２日に死亡していたことが６日、分かった。

　警視庁渋谷署は、業務上過失致死の疑いもあるとみて、遺体を司法解剖。手術した医師らからも事情を聴くなどして、死亡の経緯を調べている。

　渋谷署によると、女性は１日午前から約３、４時間、同医院で腹部の脂肪を吸引する手術を受け入院。午後１０時ごろ、呼吸困難などの症状を示したため別の病院へ搬送されたが、２日午前１時半ごろ死亡した。

　女性が受けた手術は、脂肪を減らしたい部分に細い管を挿して吸引する美容整形では一般的な方法。手術は数時間で、翌日には通常の生活に戻れるとされる。

　渋谷署は、女性が手術から少なくとも７時間以上たって容体が変化していることから、術後の管理に問題がなかったかも調べている。

http://www.chunichi.co.jp/00/detail/20030806/fls_____detail__026.shtml