2003年08月05日(火) 21時20分

餌で誘い、キツネ撮影　宮崎日日新聞社が会見（共同通信）

　宮崎日日新聞社（宮崎市、長友貫太郎社長）が２０００年１０月に「アカウミガメの卵がキツネに食べられている」と報じた記事で、同社の写真記者が産卵場所の砂浜に餌を埋め、キツネをおびき寄せて撮影していたことが５日、分かった。
　勝部一之編集局次長は記者会見し「キツネが卵と餌のどちらを求めて現れたかは断定できないが、外形的に『やらせ』と言われても仕方がない行為だ」と話している。
　同社によると、取材は２０００年７月２０日から１０月初旬まで、デスクを含む写真部の４人が宮崎県佐土原町の海岸で断続的に実施。「カメの卵を狙う　珍しい生態キャッチ」との見出しで、写真６枚と記事を合わせた特集として同年１０月８日付朝刊に掲載された。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030805-00000198-kyodo-soci