2003年08月05日(火) 19時40分

霊視商法詐欺の７人、懲役８〜２年６月求刑−−横浜地裁　／神奈川（毎日新聞）

　除霊代名目で通行人から多額の現金をだまし取ったとされる霊視商法事件で、組織犯罪処罰法違反（組織的詐欺）の罪に問われた鎌倉市梶原、自称霊能師、宮崎俊一被告（５５）ら７人の論告求刑公判が４日、横浜地裁（田中亮一裁判長）であった。
　検察側は「資料から把握出来るだけでも、約１７００人から計約１億５０００万円を組織的にだまし取っており、人間の心の弱みにつけ込んだ極めて巧妙で悪質な犯行」などと指摘。宮崎被告については「犯行を指揮した首謀者」として懲役８年、小松美恵子被告（４６）ら２被告に同４年、岩井寿美被告（３６）に同３年、萩原俊行被告（３３）ら３被告に同２年６月をそれぞれ求刑した。
　起訴状などによると、宮崎被告らは００年１０月から０２年２月までに、横浜市内や千葉市内などで通行人に「悪霊がついている。除霊しないと大変なことになる」などと声を掛け、約５０人から計約３６７０万円をだまし取った。宮崎被告らは全員、起訴事実を認めていた。【馬場理沙】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030805-00000007-mai-l14