2003年08月05日(火) 00時00分

街の犯罪 傾向一目で 県警HPに色分類地図（朝日新聞・）

　　路上強盗は青、ひったくりは赤、自転車盗は緑、オートバイ盗は黄、空き巣ねらいはピンク−−。県警は８月から、ホームページに「街頭犯罪等発生マップ」をつくった。県内５３警察署別に多発傾向にある街頭犯罪を５色の色別で表示。住民が地図をクリックしていくと、近所でどんな犯罪が増え、どんな対策をとればいいのかが分かる仕組みになっている。

　　トップページの県全体の地図＝写真＝で、今年上半期の犯罪発生状況が表示される。地図の右半分が青っぽく、左半分は赤っぽくなっている。県東部で路上強盗（青）と自転車盗（緑）が、県央から県西部では、ひったくり（赤）と空き巣ねらい（ピンク）が前年同期に比べて増えていることが分かる。

　　また、例えば地図上で「川崎」をクリックすると、川崎署管内の今年上半期の街頭犯罪と前年同期比のデータを表示。その下の「トピックス」欄で、「ＪＲ川崎駅東口地区で自転車盗被害多発」「渡田地区においてひったくり多発」など地元密着の情報を掲載している。さらに「ひったくり対策」として、「自転車に乗るときにはカゴネットを利用し、歩いて出かけるときには荷物は壁側に持つよう」呼びかけている。データは１カ月ごと、トピックスは２週間ごとに更新される。

　　県警生活安全総務課によると、同様のマップは全国１０都道府県警のホームページにあるが、地域に密着して犯罪発生状況と対策を知らせる「トピックス」欄が設けられるのは全国初。

　　「マップ」のアドレスはhttp://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesd0501.htm（8/5）

http://mytown.asahi.com/kanagawa/news01.asp?kiji=4388