2003年08月05日(火) 18時26分

店長会議で収益増を指示　ヤミ金事件、逮捕の元組員（共同通信）

　指定暴力団山口組系組員らによるヤミ金融事件で、警視庁などの合同捜査本部に出資法違反容疑で逮捕された元組員松崎敏和容疑者（３４）はヤミ金融２５店舗を束ね、毎月の店長会議で収益を上げるよう指示していたことが５日、分かった。
　これまでに逮捕された業者らは、同容疑で指名手配された元幹部梶山進容疑者（５３）について「会ったこともない」と供述。捜査本部は梶山容疑者が摘発を逃れるため、表に出ずに配下の松崎容疑者を介して各店舗を統括していたとみている。
　梶山容疑者は山口組系の３次団体に所属していた。この団体のトップが五菱会の会長に就任する際、組織から外れたが、現在も会長の側近的な存在という。収益は五菱会を通じ山口組に流れたとみられる。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030805-00000145-kyodo-soci