2003年08月05日(火) 18時40分

「訪問販売に注意を」　必要ない清掃し料金−−市下水道局が呼びかけ　／北海道（毎日新聞）

　◇被害発生で呼びかけ
　排水設備の調査・点検と称して住宅を訪問し、必要のない清掃を勧めたり、強引に作業して高額な料金を請求する悪質な業者がいるとして、札幌市下水道局は市民に注意を呼びかけている。市職員を装ったり同市から依頼されたような説明をするケースもあり、同局は「市は、排水設備の点検・清掃、工事などのあっせんや訪問販売はしていない」としている。
　同局排水指導課によると、排水設備の訪問販売のトラブルは数年前から繰り返し起きている。同課には、市民からの問い合わせや苦情の電話が１日２〜３本、多い時は５〜６本寄せられている。同局は「広報さっぽろ」で注意を呼びかけたが、電話の件数は減らないという。点検・清掃で９０００〜４万円を請求される事例もあった。
　このほか、台所の生ごみを砕いて水と一緒に直接下水道に流すディスポーザーの訪問販売の問い合わせも増加。河川汚濁の原因になるとして同市は使用自粛を呼びかけているが、「市がディスポーザー設置を義務付けた」などと言って売る業者がいるという。
　問い合わせは同市下水道局排水指導課（０１１・８１８・３４２２）へ。【野本みどり】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030805-00000001-mai-hok