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2003年08月05日(火) 00時00分

保証金振り込ませドロン 新手のヤミ金詐欺か 県内で被害10数件富山新聞

 今年五月以降、県内で貸金業者に融資を受けるための保証金を支払った後、業者に連絡が取れなくなるケースが相次いでいることが、四日までの県警の調べで分かった。保証金が返らなかった被害は、確認されただけで十数件に上り、被害者はいずれも多重債務者だった。中には五十万円をだまし取られた被害もあり、県警捜査二課や生活保安課などは、ヤミ金業者による新手の詐欺事件とみて捜査している。 県警などによると、被害の手口は、融資を受ける際に「返済能力を確認するため」と、融資額の一部を保証金として指定された口座に振り込んだところ、数日経過しても融資の連絡がない上、口座から現金が引き出されていたという。 県警に寄せられた被害額のほとんどは五万円前後だったが、六月上旬には県東部で五十万円の融資に対して二十万円、同月中旬には県西部で百数十万円の融資に五十万円の保証金を支払ったが、融資は受けられず連絡も取れなくなった。 業者の連絡先はプリペイド式の携帯電話だったため、被害に気が付いても連絡が取れないケースがほとんどで、被害者の自宅に届いたDM(ダイレクト・メール)を調べたところ、大半が首都圏のヤミ金業者だった。 県警警察安全相談室にもヤミ金業者からの勧誘や高金利の取り立て、架空請求などの相談が相次いでおり、今年上半期(一—六月)の相談件数は九百十七件で、前年同期の九倍近くに上る。同相談室では「安易な融資に乗らずに注意してほしい」と呼びかけている。

http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20030805003.htm