2003年08月02日(土) 19時14分

効果なし節電器販売　被害対策弁護団を結成−−きょう、さいたまで説明会　／埼玉（毎日新聞）

　「電気代が３割安くなる」をうたい文句に、電気機器販売会社「アイディック」（本社・東京都、任意整理中）が効果のない節電器「省電王」を販売していた問題で、埼玉弁護士会は２日、「アイディック被害対策埼玉弁護団」を結成し、さいたま市内で被害者説明会を開く。これまでに、ア社に関する弁護士などへの相談は約４０件に上っている。
　同弁護団の神田雅道弁護士らによると、同社は９６年ごろから全国の事業所などを中心に、省電王を５０万〜１００万円で販売していたが、「電気料金が安くならない」「逆に高くなった」という相談が、全国の消費生活センターや弁護士に寄せられていたという。今年初め、同社が営業を止め、任意整理に入ったため、返金や契約解除ができなくなったことから、急激に相談が増えたという。
　説明会は、さいたま共済会館（さいたま市浦和区岸町７）で午後２時から。契約書などがあれば持参する。４日以降の問い合わせは、電話０４８・６４５・２０２６埼玉中央法律事務所、松苗弘幸弁護士まで。【高島博之】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030802-00000005-mai-l11