2003年08月01日(金) 20時35分

武富士支店に業務停止命令　顧客への違法取り立てで（共同通信）

　関東財務局は１日、違法な取り立て行為があったとして、貸金業法に基づいて消費者金融最大手、武富士の守口支店（大阪府守口市）に対し２日から１５日間、債権保全行為などを除くすべての業務を停止するよう命じた。同社は既に、違法な取り立てを行った社員と上司らを出勤停止、降格処分などにした。
　同財務局は、守口支店のほかにも複数の支店で書類の不備など「不適切な事項」があると指摘。武富士は「法令順守の意識の再徹底を図るとともに、全社を挙げて内部管理体制を改善し再発防止に努力する」（佐々木理常務）と謝罪した。
　同財務局などによると、この社員は２０００年４月、債務の支払いをめぐり顧客が調停を申し立てたとの電話連絡を受けたが、書面が送達されるまでの約１週間にわたり電話などで繰り返し取り立てを行い、債務者を困惑させた。顧客は取り立てに応じ、債務の一部を返済した。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030801-00000203-kyodo-bus_all