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2003年07月31日(木) 00時03分

馬券判決:万馬券逃した社長の請求を棄却 大阪地裁毎日新聞


 馬券の自動販売機のトラブルで万馬券を買い損ねたとして、大阪府内の建設会社社長(59)が日本中央競馬会(JRA)に払戻金約15万円などの損害賠償を求めた訴訟で大阪地裁は30日、請求を棄却した。馬券購入の「契約」がどの時点で成立するかが争点になったが、田中俊次裁判長は「自販機に投票用紙と現金を入れただけでは成立しない」と述べた。

 訴訟で社長側は「投票用紙と現金を入れた時点で契約成立」と主張、JRA側は「発券時」と反論した。判決はその中間を取る形で「自販機の表示画面に『計算機に接続しています』と投票受け付けを表示した時点」と判断し、「今回の場合、表示があったと認められず、馬券を購入したことにならない」と結論付けた。

 判決などによると、社長は昨年8月11日、大阪市中央区の場外馬券売り場「ウインズ道頓堀」で、小倉競馬第8レースの1万5000円分の馬券(7通り)を購入するため、投票用紙と現金を自販機に入れた。ところが、発売締め切りの34秒前に紙幣が詰まり、発券されなかった。レース結果は、1、2位の馬をそれぞれ予想する連勝単式馬券1000円が“的中”。この馬券は171.5倍も付き、15万円以上がフイになった。【堀川剛護】

[毎日新聞7月31日] ( 2003-07-31-00:03 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030731k0000m040116001c.html