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2003年07月31日(木) 12時33分

「貫太ですッ! 」が危険、江ノ電カンカン日刊スポーツ

 フジテレビ系の昼ドラマ「貫太ですッ! 」(月〜金曜午後1時30分)のタイトルバックで走行中の電車の前にバイクが飛び出すシーンをめぐり、制作した東海テレビと江ノ島電鉄(江ノ電)でトラブルが起きていることが30日、分かった。視聴者からの苦情電話で問題のシーンの存在を知った江ノ電は、東海テレビに事情説明を求め、この日双方で話し合った結果、問題のシーンを差し替えることになった。
 問題のシーンは、電車と自動車が並行して走る鎌倉市道で撮影された。主人公で新聞配達員の貫太(山田純大)が運転するバイクが江ノ電と並行して走っているが、途中から電車の前に飛び出す場面。映像として放送される時間はオープニング開始から数秒だが、主人公が後ろを振り向き、背後に迫っている電車を確認した上でそのまま線路内を走り続けるシーンへと続く。
 事の発端は、江ノ電営業課に視聴者から寄せられた苦情の電話だった。「危ないシーンがあるけど、大丈夫なのか」という指摘に、江ノ電側は29日、急きょ制作を担当している東海テレビに電話で問い合わせた。江ノ電側は問題となっているシーンについて全く知らなかったという。同社によると、事前に東海テレビから問題のシーンに関する撮影許可申請はなかった。視聴者からの電話を受け取った江ノ電営業課の担当者は「寝耳に水です。全く知らなかったので…。『貫太−』というドラマは、湘南が舞台で、鎌倉駅構内などの撮影にはご協力させていただいていただけに、とても残念です」と困惑気味に話した。
 江ノ電側はビデオで問題のシーンを確認した30日、東海テレビに事情説明を求め同局を訪れた。両者の間で話し合いがもたれ、問題のシーンをほかの映像と差し替えることで決着したという。東海テレビは広報を通して「撮影された場所は公道(鎌倉市道)で、神奈川県警に使用許可は取ってありました。ロケでも望遠レンズを使用して江ノ電になるべく近づかないように、気を付けました」と説明した。ただ「江ノ電から『テレビを見て、まねをするドライバーが出てくると困るのでどうにかしてほしい』と要請があったので、来週月曜(8月4日)から映像を差し替えます。視聴者の皆様に悪影響を与えるようでは困りますし…」とコメントした。(日刊スポーツ)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030731-00000024-nks-ent