2003年07月30日(水) 00時00分

検査忌避容疑で初告発 公安庁、オウム信者を （東京新聞）

　公安調査庁は２９日、団体規制法に基づく立ち入り検査を妨害したとして、オウム真理教（アーレフに改称）の男性信者（３２）に同法の立ち入り検査忌避容疑を初適用し、大阪府警に告発した。

　公安庁によると、この男性信者は同日、公安庁が大阪市西成区の教団大阪道場を立ち入り検査した際に、道場内にあった裁断機で書類を破棄し、検査を拒んだ疑い。

　団体規制法は、公安庁の立ち入りや検査を拒み、妨げまたは忌避した場合は、１年以下の懲役または５０万円以下の罰金と定めている。

　大阪道場は６月、大阪市東住吉区から移転した後、３発の銃弾を撃ち込まれた。

　発砲事件後も出家信者がビルの４−５階部分で生活し、４階は主に修行用に使用。周辺住民が退去を求める集会を開くなど、地元との対立を深めている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20030730/fls_____detail__002.shtml