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2003年07月30日(水) 22時57分

2日後の就航、機材着遅れで延期 羽田−熊本の新規路線朝日新聞

 新規航空会社のスカイネットアジア航空(本社・宮崎市)は30日、8月1日から就航する予定だった羽田—熊本線について、「1日からの就航が困難になった」として、初日は5往復(10便)全便運休すると発表した。運航予定機材2機の日本到着が遅れるためで、2〜4日は3往復(6便)運航し、5日から通常運航する。国土交通省に就航を申請して認可を受けた新規路線が、就航直前になって就航日の運航を断念するのは初めて。

 スカイネットは31日に国交省に対して計画の変更を申請する。スカイネットは6月に女子マラソンの高橋尚子と所属契約を結び、話題を呼んだ。

 同社は、運航予定のボーイング737−400型機2機の日本到着が遅れる理由について、「座席改修に必要な座席の納入遅れや機体の受領前整備に時間を要した」と説明している。

 同社は熊本線の予約・販売をすでに始めており、大手航空便への振り替えなどで対処する予定だ。国交省によると、5往復で計約600人の予約が入っている1日は他社便に振り替え、欠航する2往復で計350人の予約が入っている2〜4日は自社便や他社便に振り替える予定だ。

 熊本線は、国交省の肝いりで羽田空港に新たに生まれた1日14往復の発着枠を新規会社に優先的に配分してできた路線で、8月1日から1日5往復、9月から6往復運航する予定だった。

 同社は昨年8月、羽田—宮崎線に参入したが、03年3月期はコストがかさみ、経常赤字26億円、当期赤字18億円を計上。債務超過は11億円に膨らんだ。資金難もあり、熊本線の就航は当初から綱渡りで、就航が危ぶまれていた。

 現在、2機ともパリにあり、国交省の耐空証明を受けていない状態。1機は検査が済んでいるが、機材が米国籍のため、31日午前に日本国籍を取得し、耐空証明を受けたうえで1日に日本に到着する予定。もう1機は耐空検査で不具合が見つかったため、2日の到着となる見込みだ。(07/30 20:52)

http://www.asahi.com/business/update/0730/098.html