2003年07月30日(水) 19時02分

銀行強盗を「生中継」　府警とＵＦＪ銀行が導入（共同通信）

　強盗などの事件発生の際、行内に設置した防犯カメラの映像をリアルタイムで警察に送る非常通報システムを大阪府警とＵＦＪ銀行（本店・名古屋市）が８月１日から導入するのに先がけ、３０日、テスト運用が公開された。近畿での導入は初めて。
　非常時に行員がコールサイン（非常通報装置）のボタンを押すと、カメラ映像が府警通信指令室のパソコンと大型スクリーンに表示される。
　ボタンを押す４分前までさかのぼった映像が再現できるほか、パトカーのカーナビゲーション画面にも転送できる。府警は「犯人の人相や着衣を瞬時に把握でき、迅速な手配ができるようになる」と効果を期待する。
　ＵＦＪ銀行は８月１日に大阪市内中心部の１８支店で導入。来年３月までに大阪府内の９１支店・出張所に拡大する。１支店当たり８０万−１００万円の費用は同行が負担。同行広報部は「お客さまの安全確保のため。防犯に大いに役立つはず」としている。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030730-00000156-kyodo-soci