2003年07月30日(水) 17時23分

紳士録で不適正な取引　都が業者公表、注意喚起（共同通信）

　紳士録への継続掲載の確認を求める書類を郵送され、断るつもりで返送したのに、逆に請求書を送られたという相談が東京都内の消費生活センターに相次いでいることが分かり、東京都は３０日、不適正な取引行為があるとして業者名を公表、消費者に注意を呼びかけた。消費生活条例に基づき実態調査を進め、是正を求める。
　都によると、業者は「全国人事出版社」（東京都豊島区北大塚）。２００１年度に１０３件、昨年度は１０５件の相談が都内の消費生活センターに寄せられた。
　都は（１）最初に送られる書面が、人事名鑑への掲載や購入を勧誘する趣旨であることが不明確で、代金の支払い方法や支払い期限の記載がない（２）同封の「確認書」に署名し返送すると掲載申し込みになるのに「継続掲載を断る場合は署名するように」と鉛筆書きし、消費者の誤解を招くような情報を提供している−などのケースがあったとしている。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030730-00000123-kyodo-soci