2003年07月30日(水) 12時33分

郵便局で架空契約４００件　職員１７人が手当不正受領（共同通信）

　日本郵政公社近畿支社は３０日、大阪府豊中市の豊中郵便局で１９９３年から今年５月にかけて、既に退職した５人を含む１７人の職員が架空名義で４２１件の簡易保険契約を結び、計約７５０万円の「募集手当」を不正に受け取っていたと発表した。
　同支社はさらに調査し、担当者らを処分する方針。告訴、告発も検討するとしている。手当は返納させる。
　同支社によると、豊中郵便局の課長代理らは顔なじみの同市内の顧客計１９人に架空契約を持ち掛け、実在しない名義で養老保険などを契約。払い込み期間終了前に契約を打ち切り、再び契約する手口を繰り返し、募集成績に応じて支給される手当を不正に受け取っていた。
　顧客側も不正契約を了承、１人で１６４件の架空契約を結んだケースもある。顧客が払い込んだ保険料計約３億８０００万円は無効処理され、全額返還される予定。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030730-00000070-kyodo-soci