2003年07月29日(火) 00時00分

Ｊ—フォン排除勧告 公取委　販売価格表示に制限 （東京新聞）

　携帯電話会社「Ｊ−フォン」（東京）がカメラ付き携帯電話の販売をめぐり、自社の定めた販売価格を小売店のチラシなどに表示させたとして、公正取引委員会は二十八日、独禁法違反（不公正な取引方法）で同社に排除勧告した。

　公取委によると、Ｊ−フォンは昨年二月から十一月にかけ、カメラ付き携帯電話の「写メール」と「ムービー写メール」の最新機種など計二十機種の販売をめぐり、関東営業統括部が管轄する一都八県の代理店などに対し、店頭やチラシには自社が定めた販売価格を表示するよう要請した。

　実売価格自体の拘束はなかったが、要請に応じない代理店には、携帯電話の出荷制限をちらつかせて従わせていた。Ｊ−フォンは「勧告内容を十分精査した上で、今後の対応を決定したい」としている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030729/mng_____sya_____008.shtml