悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年07月29日(火) 23時08分

エタノール3%混合ガソリンの販売容認へ読売新聞

 環境省の中央環境審議会大気環境部会は29日、サトウキビなどから作るアルコールの一種「エタノール」をガソリンに少量混ぜることを認め、同省に答申した。

 経済産業省も3%までの混合は、現在の車を改良しなくても安全面で問題ないとしている。省令改正などを経て8月28日からエタノールを3%混合したガソリンの販売が認められる。

 アルコールを混合したガソリンは1999年に販売されたが、アルコールが高濃度だったため車両火災が相次いだ。このため、経産省が販売自粛を呼びかけるとともに、同省と環境省がそれぞれ、規制する際の許容濃度を検討してきた。

 環境省はエタノールの混合による地球温暖化防止を目指す。植物から作るエタノールでも燃焼時に2酸化炭素を出すが、燃料を生産するために育てるサトウキビなどの植物が、燃焼時に出た分と同量の2酸化炭素を成長する過程で吸収。排出する一方の化石燃料と違い、大気中の2酸化炭素濃度を増加させないとされる。

 地球温暖化対策を定めた京都議定書も、植物由来の燃料は2酸化炭素を排出しないと見なしている。

 海外では、米国で10%、ブラジルで20—25%のエタノール混合ガソリンが販売されており、混合ガソリン対応車もある。環境省は、2010年には混合率を10%に上げたいとし、国内で対応車の販売を自動車会社に要請する方針だ。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030729-00000214-yom-bus_all