2003年07月28日(月) 22時52分

＜ウイルス対策＞米ＮＡＩが個人市場に本格参入（毎日新聞）

　企業向けコンピューターウイルス対策ソフトで世界シェア１位の米ネットワークアソシエイツ（ＮＡＩ）の日本法人「日本ネットワークアソシエイツ」は２８日、１０月から国内の個人市場に本格参入する方針を明らかにした。これまでの代理店による販売から直接販売に切り替え、個人市場でもトップを目指す。

　ブロードバンドの普及で、ウイルス対策ソフトの需要は急増。店頭でのパッケージ販売から、インターネット接続業者やケーブルテレビ事業者によるサービス販売などに多様化している。

　日本ＮＡＩ社は、多様な販売形式や新種ウイルスに迅速に対応するため、直接販売に踏み切った。パソコンメーカーには、出荷時のソフト搭載も積極的に働きかける。

　国内個人市場は、０２年実績でトップのトレンドマイクロが４５％、シマンテック４１％、ＮＡＩ製品の販売代理店（ソースネクスト）が１２％（富士キメラ総研調べ）。日本ＮＡＩは、０４年にはシェア３０％に相当する利用者８０万人の獲得を目標にしている。【太田阿利佐】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030729-00000084-mai-bus_all