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2003年07月24日(木) 04時20分

チャイルドシート:着用違反取締厳格化を要望 外来小児科学会毎日新聞


 病院、診療所の小児科医でつくる日本外来小児科学会(永井幸夫会長)は23日、幼児用チャイルドシートの着用違反の取り締まりを求め、警察庁に要望書を提出した。チャイルドシートの着用は00年4月の道路交通法改正で義務付けられたが、改正直後と比べ着用率が低下傾向にある。医師らは「飲酒運転と同様、取り締まり強化で着用率向上を」と訴えている。

 法改正で、6歳未満の幼児を乗せて運転する時は、チャイルドシートの着用が義務付けられ、違反した場合は点数1点が科せられるようになった。直後の警察庁の調査では、着用率が65%だったが、昨年4月は52.4%、今年5〜6月には51.7%と年々低下している。

 警察の取り締まりによる違反点数告知(行政処分)件数は昨年1年間で8885件で、シートベルト装着違反の約320万件、オートバイのヘルメット装着違反の約10万件と比べると極端に少ない。同学会は「改正直後の重点取り締まりの時期が過ぎ、せっかくの法律が生かされていない」と指摘している。同学会理事で横浜市の開業医、山中龍宏さんは「重大事故時にチャイルドシート未着用の子どもの致死率は、正しく着けた場合の4倍以上。子どもの命を守るには、大人を厳しく取り締まるしかない」と話している。【奥野敦史】

[毎日新聞7月24日] ( 2003-07-24-04:20 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030724k0000m040169000c.html