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2003年07月24日(木) 00時42分

どんなキーワードが儲かるか?japan.internet.com

今回は Overture、AdWords 掲載キーワードの探し方について触れてみたい。

オンラインプロモーションの担当者には、ほぼ浸透しつつある広告媒体である Overture や Google AdWords だが、これらの特性はいうまでもなく、クリックされた場合にのみ広告代金がかかる、という課金システムだ。その特性を最大限生かすためには、当然ながら、自身のプロモーションしようとする商品/サービスのターゲット客層にリーチできるキーワードを探し出すことが非常に重要だ。

このキーワード探しだが、広告のキャッチコピーを考える場合などとは、やや異なる。キャッチコピーは、コピーライティング的な要素が一般的に多いだろうのに対し、検索キーワードは、数値データが厳然と存在する。つまり、どのキーワードが実際にユーザーにリーチしているかが明確にわかる。そして、その数値が何を意味するか、また、自身のビジネスプロモーションにおいては、どのように関連するか、を把握することが非常に重要となる。そこで、まずは、キーワードの探し方について以下で触れていく。

●キーワードに対する検索数の考え方

まず、検索数にて、キーワードを分類整理することが必要。そこで、「アクセスキーワード」と「コンバージョンキーワード」という分類をしてみる。

・アクセスキーワード…メジャーキーワード、ビッグキーワードとも言う。検索数の非常に多いキーワードのことだ。たとえば、「NHK」というキーワードは、常にどの検索エンジンでも、検索数ランキングで10位圏内に入ってくるが、このキーワードでアクセスを稼いだ場合、一体どんなケースがビジネスに繋がるだろうか。

もう一方の例では、「サーバー」なども比較的検索数が多いが、レンタルサーバー業の運営会社にとって、このキーワードでアクセスしてくるユーザーは、もちろん、レンタルサーバーを探している層へリーチするが、買取サーバーや、はたまた、料理用のサーバーを検索しているユーザーもいるということを考慮する必要がある。

・コンバージョンキーワード…マイナーキーワード、スモール/ミディアムキーワードとも言う。名前のとおりだが、一般的には、検索数は限られるが、検索ユーザーの検索動機としては、アクセスキーワードと比較して、より確実な傾向にあり、その結果として、コンバージョン傾向が高いキーワードのことだ。

たとえば、前記からの例では、NHK のドラマ関連の書籍や学習プログラムのテキスト販売などをしているオンライン書店などは、「NHK テキスト」や「ラジオ英会話 テキスト」などというキーワードが、コンバージョンキーワードとなる。

●コンバージョンキーワードの探し方

・Overture や AdWords のツールを利用する。

Overture…キーワードアドバイスツール過去直近1か月の Overture 配信先サイトにおける全ての検索数を見ることが可能だ。つまり、過去ではあるが、実勢値に近い数値としてみることができる。その数値に、季節や時期的要因を加味することが必要である。たとえば、1月(つまり、12月のデータ)の時点で、「クリスマス」というキーワードの検索数を調べると、相当な数値になると思われるが、実際に、1月以降このキーワードの検索数は、当然ながら限られている、といった具合だ。

AdWords…アカウントの初期開設のデモを行うことで、キーワードの見積りをすることができる。吐き出される数値は、随時変化する。AdWords の広告集計データベースから吐き出されている数値と思われるが、より実勢値に近い数値を吐き出すための設定をしているのだろう。数値の変わるタイミングは、過去の経緯では、一日のスパンにおいては、夕方が多く、一週間においては、週末近く、木曜日や金曜日が多い傾向にある。

この傾向を踏まえて、自身のビジネスフィールドにおける数値は、どのタイミングで吐き出される数値が最も実勢に近いのかを知る必要があるだろう。また、Google や Lycos などの検索エンジンでは、検索人気キーワードランキングを発表しているので、それらを参考にすることもできる。

●コンバージョンキーワードで稼ぐ。

このように探し出したキーワードにて掲載し、どのキーワードがコンバージョン率が高いか、件数が相対的に多いか、コストが低いかが、導き出される。それには、一定の傾向があることが通常なので、つまりは、それらのキーワードのケースパターンを増やしていけば良いのだ。

(執筆:菅原大司、監修:信太明)

記事提供: アウンコンサルティング株式会社


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