2003年07月24日(木) 20時30分

NTT東西のIP電話対応ADSLモデムに不具合（ZDNet）

　NTT東西地域会社は7月24日、3月から提供しているIP電話対応ADSLモデムに不具合があり、一部ユーザーがナンバー・ディスプレイなどのサービスを正常に利用できないと発表した。個別訪問で該当ユーザーに説明し、サービスを利用できなかった期間分の料金を返還する。

　対象機器は、NTT東西の「ADSLモデム-MNV」と、NTT西の「ADSLモデム-MV」。対象ユーザー数はNTT東日本が約5400件の一部、NTT西日本が約2500件の一部。これまでNTT東西合わせ36件の問い合わせがあった。

　対象機器に電話機などを接続した場合、（1）ナンバー・ディスプレイで発信者番号が表示されない、（2）モデムダイヤルイン着信時に、ダイヤルイン番号の識別ができず、正常に動作しない、（3）Lモードの「メッセージ到着お知らせ機能」を使用してもメール着信が表示されない──などの不具合が生じる場合があるという。

　インターネット接続や一般電話・IP電話の通話などは正常に行えるとしている。

　不具合の原因は、情報端末起動信号（CAR）受信の不具合と、一般電話回線の極性が逆転している場合に対象機器が処理できないため。

　ADSLモデム-MNVの場合は修正ファームウェアを提供する。それでも不具合が解消されない場合、ADSLスプリッタとモデムを接続する電話機コードをクロスケーブルに交換する。ADSLモデム-MVの場合はクロスケーブルへの交換のみで済む。（ZDNet）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030724-00000039-zdn-sci