2003年07月24日(木) 03時15分

住基ネット：公開討論会は８月５日に　総務省と長野県（毎日新聞）

　住民基本台帳ネットワークシステム（住基ネット）について、総務省と長野県が準備していた安全性をめぐる公開討論会が、８月５日に東京都内で開かれることが決まった。同省の住基ネット調査委員ら４人と、「県は当面離脱すべきだ」との第１次報告を出した同県の「本人確認情報保護審議会」の委員４人が、住基ネットの「セキュリティー対策」をテーマに討論する予定。住基ネットは８月２５日に第２次稼働を控えており、討論会は全国から注目されそうだ。

　討論会については、片山虎之助総務相と田中康夫知事が６月５日に会談し、開催に合意した。しかし、技術面にテーマを限定して住基ネットの安全性をアピールする場にしたい総務相側と、制度論や法律論も含めたテーマで市民に全面公開して議論したい田中知事側の思惑が対立。具体的な開催日時や場所、出席人数などは決まっていなかった。

　双方の担当者らによると、討論会は８月５日午後に都内の総務省以外の場所で開催。総務省側は、事務方の職員も加わる予定。報道機関のほか市町村の広報関係者なども傍聴できる方向で調整しているという。【西田進一郎】

［毎日新聞７月２４日］ ( 2003-07-24-03:15 )

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030724k0000m040151000c.html