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2003年07月23日(水) 00時21分

NECが中古PCの再生販売開始 個人から買い取りも朝日新聞

 NECは22日、使わなくなった個人用パソコン(PC)を買い取って再生し、中古パソコンとして店頭で販売する業務を始めたと発表した。当面は、00年1月以降に発売された同社製品を対象にする。中古品の再生は、企業からの買い取り品などで日本IBMが7月上旬から専用ブランドで販売しているが、メーカーによる個人からの買い取りサービスは初めて。

 買い取り品はNECがデータの消去や清掃・補修、基本ソフト(OS)の再導入、動作確認などを実施。6カ月間の無償修理のメーカー保証をつけ、「NECリフレッシュPC」のシールを張って販売する。

 売却の希望者はNECの情報サイトで概算価格を確認。指定日時に引き取りに来てもらう。NECの査定結果と下取り額に同意すると、代金(輸送費は希望者が負担)が口座に振り込まれる。

 買い取り額の上限は製品ごとに1万2000〜16万1000円。02年1月に約18万円の店頭価格で発売されたノート型パソコンの場合、上限額は7万1000円で、中古品専門店などの下取り価格よりは安いが、「データの流出やOSの著作権、使用許諾契約などの問題を心配しなくて済むのが利点」(NEC)という。

 10月から家庭や個人の使用済みパソコンの回収・再資源化がメーカーの義務となり、電機大手各社は回収時の消費者負担を3000〜7000円と決めている。NECは、買い取り対象でない製品は再資源化に回す一方、中古市場の成長をにらみ、市場価値がある製品については積極的な再利用を図っていく考えだ。(07/23 00:20)

http://www.asahi.com/business/update/0723/001.html