2003年07月23日(水) 13時30分

懸賞応募５７８人の情報流失　琵琶湖汽船、メール設定誤る（京都新聞）

　琵琶湖で観光船を運行する「琵琶湖汽船」（本社・大津市浜大津５丁目）が、同社の懸賞に応募した人に個別に観光案内のＥメールを送信した際、全応募者約５８０人の氏名とメールアドレスを付けたまま送っていたことが２３日、分かった。担当者の操作ミスが原因で、同社は個人情報が誤って流出したことを全員にメールで謝罪した。
　同社によると、流出したのは、今年３月末に観光船「ミシガン」無料乗船券の懸賞をホームページ上で実施した際に、応募した滋賀県や京阪神の５７８人。
　同社の営業担当者が２２日午後２時ごろ、懸賞応募者を対象に夏の観光船イベント情報をメールで送信しようとした際に設定を誤り、全員の個人情報が付いてしまったという。
　複数の受信者から同社に「受信したメールに他の人の名前が入っている。私の情報も漏れているのではないか」との抗議を受け、送信ミスが発覚。すぐに「重要な社会問題であると受け止め、徹底した管理と注意を払います」とおわびメールを送信した。
　同社は、流出した約５８０人の情報を顧客リストから削除し、今後は、懸賞に応募した人に対し、無断で案内メールを送らないことを決めたという。
▽不手際申し訳ない
　琵琶湖汽船の室木一彦営業部長は「当社の不手際でこのような事態になり、大変申し訳なく思います。プライバシーにかかわる問題なので、今後は個人情報の取り扱いに十分気をつけたい」と話している。（京都新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030723-00000019-kyt-l25