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2003年07月22日(火) 23時41分

笛形マウス:障害者向けに開発 操作性アップ毎日新聞


 首をわずかにしか動かせない重度の身体障害者でもメールやインターネットが使えるようになる、たて笛形のパソコン用マウスを、東京医科歯科大の宮崎信次助手(福祉工学)のグループが開発し、22日に発表した。従来のものより安価で、操作性に優れるという。

 交通事故や難病で寝たきりになった人には、他の人とのコミュニケーションのため「パソコンを使いたい」という声がある。キーボードは口に棒をくわえて押すことができるが、マウスを使ったカーソル操作は難しく、重度の障害者でも簡単に使えるマウスの開発が求められていた。

 宮崎助手らは「たて笛」のようなマウスを製作。先端の装置を口で動かすとカーソルが動き、息を吸ったりはいたりすると左、右の「クリック」になる仕組みにした。家庭用のテレビゲームの部品を使用するなどして、値段を3万5000円程度まで下げた。既にメーカーが市販品を製作し、来年4月から販売を開始する予定だという。

 宮崎助手は「このマウスと市販の音声自動認識ソフトを組み合わせれば、寝たきりの人でも自在にメールやインターネットを使うことができる」と話す。【金田健】

[毎日新聞7月22日] ( 2003-07-22-23:41 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030723k0000m040048001c.html