2003年07月22日(火) 20時49分

＜回収＞ゼリーなど約１６万セット　敷島製パン（毎日新聞）

　敷島製パン（本社・名古屋市）は２２日、水ようかんやゼリーなどの一部商品から土壌細菌の一種「バチルス菌」が検出されたとして、お中元向けなどの詰め合わせセット１５商品の出荷を停止し、商品を回収すると発表した。製造過程での加熱処理不足が原因。同社は「健康に危害を及ぼす恐れはないが、味が落ちる」と話しており、商品回収とともに代金を返金する。

　回収するのは、商品名「敷島水ようかん」「夏の花」「夏の果」「パスコフルーツセレクション」「パスコフルーツアソートメント」などで、計１５万８０００セット。今年２月以降に、同社犬山工場で製造され、全国のスーパーや小売店などで販売された。今月に入って、商品の購入者から「従来と味が違う」などの苦情が寄せられ、同社が検査した結果、一部でバチルス菌が見つかったため、同一工程で作られる商品の製造を中止した。「健康を害した」とのクレームは寄せられていないという。

　問い合わせは同社「お客様相談室」（フリーダイヤル０１２０・０８４・８３５）。【相良美成】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030723-00000051-mai-soci