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2003年07月21日(月) 00時00分

コンサル投資詐欺 経営者を再逮捕へ 仙台中央署河北新報

 仙台市の経営コンサルタント会社「イースタンパシフィックキャピタルマネージメント」による投資詐欺事件で、詐欺罪で起訴された同社の実質的な経営者飯田実被告(60)=仙台市青葉区片平一丁目=が、関東甲信越地方の企業からも投資仲介経費などの名目で約600万円をだまし取った疑いが強まり、仙台中央署は21日までに詐欺の疑いで、飯田被告を再逮捕する方針を固めた。同署は投資話の仲介役ら事件に深く関与したとみられる数人からも事情を聴く。

 調べでは、飯田被告らは共謀し、関東甲信越地方の企業に「米国から最大で70億円の投資を仲介する」などと持ち掛け、2002年に登録申込金(12万円)と投資準備金(206万円)などの名目で数回にわたって約600万円をだまし取った疑いが持たれている。
 中央署にはこの企業を含め、飯田被告に対する詐欺容疑での告訴状と被害届が十数件提出されており、容疑が固まり次第、立件する方針。

 中央署は投資話を仲介したとして、イースタン社の関連企業「エムエイインフォメーションネットワーク」(仙台市青葉区)の役員2人を詐欺容疑で逮捕(処分保留で釈放)したが、仲介役はほかにも複数浮かんでいる。同署は仲介役が米国人投資家が実在しないことを知りながら申込企業を集め、手数料を受け取ったとみて、詳しく事情を聴く。

 中央署などによると、飯田被告はイースタン社やエムエイ社などを通じて、全国の150社以上から投資仲介の申し込みを受け、2億数千万円を受け取ったとされ、同署は両社の元社員ら関係者から事情を聴くなどして、全容解明を進めている。
 飯田被告は福島県内の企業に1億円の投資話を持ち掛け、2000年3月から8月にかけ、218万円をだまし取った詐欺容疑で6月1日に逮捕、起訴された。

http://www.kahoku.co.jp/news/2003/07/20030722t13021.htm