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販売会社「アイディック」（東京都、任意整理中）が効果を偽って節電器「省電王」を全国販売していた問題で、大阪、東京など１５都道府県の弁護団や弁護士が１９日、東京都内で初めて会合を開き、全国的な連絡組織を結成することで合意した。資料などの共有化を進め、全国各地での一斉提訴を目指し、詐欺容疑での刑事告訴に向けた準備も共同で進めていく。
参加したのは、北海道、宮城、富山、兵庫、福岡など既に結成した８道府県の弁護団と、準備中の７都県の担当弁護士。
福岡弁護団などによると、省電王は９６年５月〜今年１月に数万台販売され、９８年には各地の消費者相談窓口に苦情が相次いでいた。会合を呼びかけた仙台弁護団の佐藤敏宏弁護士は「購入者の債務不存在を立証し、その過程で信販会社の悪質性を明らかにして既払い金も返還させたい」と話している。
支払いを停止したことで信販会社から提訴される購入者が相次いでおり、各弁護団は提訴時期を早急に詰める。【栗田愼一】
［毎日新聞７月１９日］ ( 2003-07-19-20:20 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030720k0000m040045000c.html