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2003年07月03日(木) 10時53分

郵便局長母子が横領の疑い 監査本部が書類送検 七城町熊本日日新聞

 日本郵政公社九州監査本部監査室は二日、菊池郡七城町の台(うてな)簡易郵便局の局長と職員が預金者の郵便貯金を着服したとして、業務上横領の疑いで二人を熊本地検に書類送致した

 二人はいずれも同町の元同局受託者(局長)古閑茂美容疑者(58)と、元代行者(職員)松永公子容疑者(34)。二人は母子。郵政公社九州支社は五月十二日付で、古閑容疑者との契約を解除、台簡易局を閉鎖している。

 調べでは、古閑容疑者は〇二(平成十四)年一月から〇三年四月にかけて、業務中に無断で預金者十人の郵便貯金から計二百二十一万円を払い戻し、横領した疑い。

 松永容疑者は二〇〇〇年十月から〇三年四月にかけて、同様の手口で六人の郵便貯金から計約二百九十万円を払い戻し、横領した疑い。

 台簡易局を監督する菊池郵便局に預金者から「知らない払い戻しがある」との申し出があり、松永容疑者の犯行が発覚。他の預金者への聞き取りなどから古閑容疑者の犯行も分かった。被害者はいずれも六十〜九十代の高齢者だった

 両容疑者は横領した金はいずれも衣料品の購入費などに使い、互いの犯行については「知らなかった」と供述しているという。横領した金は両容疑者が返済した。

 古閑容疑者は九三年六月から台簡易局で業務に従事。松永容疑者は古閑容疑者が不在の時などに業務を代行していた。ほかに職員はいなかった。

 九州支社と同監査本部は二日までに、管内の簡易局と監督局に犯罪防止とチェックの徹底を指導した。同支社ネットワーク部は「大変残念で申し訳ない。今後このような犯罪が再発しないよう、防犯指導をさらに徹底する」と話している。

http://kumanichi.com/news/local/main/200307/20030703000117.htm