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2003年07月02日(水) 12時19分

ヤマト荷物爆発犯、1年前からネットオークション利用読売新聞

 静岡県裾野市のヤマト運輸支店で砲弾入りの宅配便が爆発した事件で、火薬類取締法違反の疑いで逮捕された同県富士市伝法、自動車板金工小谷典久容疑者(32)が、約1年前からインターネットオークションで砲弾などの販売を続けていたことが2日、県警銃器薬物対策課と沼津署の調べでわかった。

 オークションサイトでは通常、武器類などの出品を「禁止」しているが、法規制はなく、実際にはサイト上で取り引きされているのが現状だ。

 小谷容疑者は、10年ほど前から東富士演習場(静岡県)などで自衛隊などが使用した砲弾や銃弾を拾い集めていた。調べに対し、小谷容疑者は「収集品が高値で売れることがわかり、販売を始めた。(オークションサイトは)昨年6月ごろから利用し始めた」と供述しているという。一方で、「爆発するとは思わなかった」と話し、危険性の認識は薄かったことをうかがわせている。

 小谷容疑者が出品していたのは、大手インターネット検索サイト会社「ヤフー」(東京都港区)が運営するオークションサイト。同サイトを含め、オークションサイトのほとんどが利用規約で、銃器、弾薬など武器使用目的の商品のほか、盗品、動物などの出品を禁止している。しかし、実際には殺傷能力のあるエアガンやバイク部品などの盗品などが出品されることも。2日朝もオークションサイトの「ミリタリー」の項目では、「ミサイル4点セット(火薬抜き)」と称した商品も出品されていた。

 商品のチェックは、出品者が掲載した商品名と写真、簡単な説明書きで行うしかなく、「膨大な品物を個別にすべてチェックするのは無理」(ヤフー広報室)という。小谷容疑者の出品についても、「同じ名前の人が出品していたが、逮捕された本人かどうかは確認できていない」(同)としている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030702-00000406-yom-soci