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2003年03月17日(月) 11時22分

<冠婚葬祭互助会>セレマの会員募集、割賦販売法に抵触の恐れ毎日新聞

 互助会系の大手冠婚葬祭会社「セレマ」(本社・京都市)が、社員に冠婚葬祭の互助会員を募集させる際、関連会社の旅行積み立て会員にも同時になるよう勧誘させていることが16日、分かった。冠婚葬祭互助会の業務は割賦販売法により厳しく規制されており、セレマ労働組合も「同法に抵触する恐れが強い」と指摘。近畿経済産業局に告発するとともに、会社側に募集活動を中止するよう要求している。

 同社が募集を奨励しているのは、関連会社「らくらくクラブ」の会員。毎月一定額を積み立てると、旅行などに使える利用券が発行される。同労組によると、昨年6月ごろ、本社から互助会員と同時に募集するよう指示があり、互助会員用とセットになった申込書や領収書などが使われているという。

 両方の積立金は「セレマ」名義で会員の銀行口座などから同時に引き落とされ、主催旅行への参加者に同社が1回4500円を負担している。こうした営業形態について同労組は「前受け金を預かる互助会事業の性質上、別事業を行う関連会社と一体化した勧誘や負担金の支出などは問題がある」としている。

 冠婚葬祭互助会は割賦販売法の「前払式特定取引」にあたり、取引を行うには経済産業大臣の許可が必要。近畿経済産業局消費経済課は「こうした内部告発自体が初めてで、本省とも相談しながら中身を精査している。具体的なアクションはそれから検討する」としている。 【山本直】

 セレマ本社の話 旅行会員の案内も行っているが、パンフレットなどは別に作っており、きっちり区分けしている。経産省の指導を受けるような点はないと考えている。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030317-00000120-mai-soci

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