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2002年02月05日(火) 13時42分

ライフスペース高橋元代表に懲役15年 ミイラ事件判決朝日新聞

 千葉県成田市のホテルでミイラ化した遺体が見つかった事件で、殺人罪に問われた住所不定、元「ライフスペース」代表高橋弘二被告(63)に対する判決公判が5日午後、千葉地裁であり、小池洋吉裁判長は高橋被告に求刑通り懲役15年を言い渡した。

 判決によると、高橋被告は99年7月、兵庫県伊丹市の病院に入院中の小林晨一さん(当時66)を、小林さんの長男(33)=保護責任者遺棄致死罪で懲役2年6カ月執行猶予3年が確定=らと共謀して成田市のホテルに運び、水分補給や薬剤投与をせずに放置して窒息死させた。

 高橋被告はミイラ化した遺体について「死んでいたとは言い切れない。肌の色が変わり、時には鼓動が聞こえ、『定説』によれば生きていた」と起訴前に説明。病院から連れ出したのも「点滴が危険だった。(頭などを軽くたたく)シャクティ治療を受けたいという意思に善意でこたえた。正当な医療行為だった」と殺意を否認し、無罪を主張していた。

 検察側は「自分に治療能力があるかのように装う保身と金銭欲のために、治りかけていた患者の死を早めさせる絶対的役割を果たした」と、被告側の「治療行為」との主張を否定した。判決もこれを認めた。

 高橋被告は法廷内ではほとんど発言せず、たまに発言しても、事件と関係ない自説や裁判官に対する非難を口にする程度だった。

 被告人質問で、弁護人、検察側、裁判所がまったく質問せず、数分で閉廷したこともあった。(13:13)

http://www.asahi.com/national/update/0205/012.html

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