オーナー感覚の目覚めと不良在庫

不良在庫

アムウエイビジネスにおいて、製品を知る事は大切である。アムウエイ製品がいかに素晴らしいか、それを知ることがアムウエイビジネスの第一歩である。しかし、その第一歩を踏み出すために、多くの新規ディストリビューターは、会員になったと同時に大量のアムウエイ製品を買い込んでいる。

アムウエイビジネスはいわゆる口コミの商品紹介と転売が主である。はずだが、実際はどうだろうか?

いわゆるイケイケのグループと呼ばれる短期間で大きく成長しているグループの多くは、新規参入ディストリビューターに大量の在庫を持たせ、そのボーナスポイントでアップを成長させ、下位ディストリビューターは、そのアップの成長を自分の将来の姿だと思い込み、さらに新規下位ディストリビューターに大量の在庫を持たせている。

これを彼らの間では「オーナー感覚」と呼んでいる。

この画像は、ある独身寮の寮生宛て荷物置き場の風景である。これらの大量のアムウエイ製品は、たった一人のディストリビューターに送られたものである。一人暮らしのまかない付き、自炊不可の独身寮の寮生が何故、これだけのアムウエイ製品を必要とするのか?

答えは簡単である。アムウエイディストリビューターとしての「オーナー感覚」がそうさせたのである。

アムウエイで成功するためには、アムウエイ製品の素晴らしさを自分で使って自分で知って、好きにならなくてはいけないよ。と、アップディストリビューターは口を揃えて言う。そして、「こんなに素晴らしい製品なのだから、必ず売れる。だから在庫はちゃんと持っておかないとお客様にお届けできなくなってしまう。だから、ちゃんと在庫は多めに持っておくのだよ」と言う。
これが、彼らの言う「オーナー感覚」だ。まったくをもって正論ではある。が、「お前も会員になったんだから、四の五の言わず製品買えよ!そうすりゃ、俺に金が入ってくるんだからよ!」という暗黙のプレッシャーでもあるのだ。

今日もまた、日本の何処かで新規アムウエイディストリビューターが生まれ、その度に、新規ディストリビューターはアムウエイ製品を全部買い揃える。そういったアホな人達がいる以上、日本アムウエイ株式会社の経営は安泰なのだ。

まったく羨ましい限りである。