■本来のセールス商品を隠して、事前のアポイントメント
まず、前日に女性アポインターから電話がありました。その内容ですが、
蛇口につけるタイプの浄水器を1カ月お試しいただいて、製品の良さを納得していただきましたら、お客様のほうから、ご注文いただくシステムです。浄水器といいますと、皆さんご心配なされるのですが、サンプル商品ですので、一切の金額もかかりませんし、こちらから、購入の催促も全くしておりませんので、どうぞご安心くださいませ。取り付けに10分程度です。係の者が社の名刺を持って伺わせていただきます。
とのことでしたので、時間を設定しまして、電話を切りました。
当日の朝、営業担当者と思われる男性から、確認の電話があり、サンプル商品ですので、一切の金額もかかりません、10分程度ですみます。と再度、その点を強調していましたので、私もすっかり信用しておりました。
約束の時間にスーツ姿の男性2人が来ましたので、早速キッチンへ案内し、彼等が蛇口タイプの浄水器を取り出したのを見てから、
”取り付けが終了しましたら、声をかけて下さい。すみませんが、仕事最中ですので。(私は在宅で仕事をしています)”
と仕事部屋に戻ろうとしますと、ちょっとだけ商品説明を聞いて頂けますか?ということでした。まあ、10分程度だろうと思っていましたので了解しましたところ、
■いかに水道の水が危険であるかの統計や新聞記事の説明−−
その中には、水道水の発癌性関する記事などもあり、消費者の不安を拡大させる用途に用いられているようでしたが、よく見ると、米国の水道水に関する新聞記事でした。(私自身、米国に何年か住んでましたので、いかに日本の水道水のレベルが米国のものより良いか知っていたため、騙されずにすみましたが)
■試液による、塩素反応を調べる実験
その段階になって、大きな浄水器を出して取り付けようとしていたため、抗議したのですが、いやいや、こちらの浄水器で是非試していただきたい、奥さんには、そんな小さい蛇口タイプの浄水器なんて、ふさわしくありませんーーと一方的にしゃべり続け、かってに取りつけてしまいました。どうやら、こちらのセールスが本来の目的だったようです。
一連の実験の中に、水道水に手をつけていかに塩素が手に吸収され、手荒れの要因となるかという項目がありました。タオルで手を拭こうとしましたら、ハンカチを取り出し、ニヤニヤしながら私の手を握り、美人の奥さんの手を握れるなんてしあわせだなーといいながら、ベタベタ触れてくるので、本当に不愉快でした。
■味見
この段階で、鞄の中からウイスキーを取りだし水割をつくり、浄水の味見をさせられました。この時点でかなり不審感を抱いておりましたので、口をつけたふりをし飲みませんでしたが、中には、酩酊させられる方もいるのではないかと心配になります。
■価格説明
月3000円の分割払いでカートリッジ交換の必要ない15年保証付の商品を購入できるということをしきりに強調します。それで一体、本体はいくらなのか?と質問しても、はっきりした返答はなかなかもらえず、月3000円も払えないわけないでしょう?と逆ギレするしまつです。しつこく質問しますと、30万程度です、とのこと。
さらに特別に2か月間はサービス期間ということで、お支払いは3か月目からで結構です。という言い方もクーリングオフの適用を避けるための手口ではないのでしょうか?
断わる段階で、主人に相談します---といえば、「是非ご主人さまにも味わって頂きたいので置いて行きます。それに奥さん、さっきおいしいって言ったじゃないですか?」と責めるような口調。じゃあ、、といってポットに浄水もらい、(^^)これで味見させますからというと、また、睨みつけるような表情。
とにかく検討させていただきます。いろいろなシステムがあるでしょ---といえば、「検討ですか...みなさん忘れちゃうんですよねー。それに他のシステムってなんですか?」と大きな声を出すしまつ。
近々に転勤になる可能性もありますので---といえば、「全国に支店があります。」
海外転勤になれば、海外送金手数料がかかってたいへん---といえば、「そんなことはありませんよ!!」とまた逆ギレ寸前。
あー言えば、こう言い、で際限がなく、ともかく、30万相当の浄水器の契約をするまでは、居座るという態度でしたので、勇気をだして、
「とにかく、事前に伺っていたお話しと随分ちがいますね。蛇口につけるタイプの浄水器を10′で取り付けてお帰りになるのではなかったのですか???もう1時間45′経ってますよ。仕事中ですし大変困ります。だいたい30万もする商品を他社の製品と比較もしないで購入できますか?客観的に各社の商品を分析している団体がありますから、そこで調べてみます。それに、そんなシンプルな構造の商品が30万もすること自体、疑問です。それに、15年保証といいますけど、その間に技術も進歩しますでしょうし、おっしゃる様な需要(大阪の世帯70パーセントがなんらかの浄水器を使用しているとの説明でした)があるならば、そのうち各社競争で価格もさがるでしょう。」と訴えると、
一瞬睨みつけてから、手を握ってきてというより、掴んで、いやらしく笑いながら、いやー奥さんみたいな美人と話しているとつい時間を経つのを忘れてしまいますね。それにグラマーだし。..大きな胸だなーといってもうひとりの男性と目配せしているかのような態度をみせるのです。
この態度にたいしては、不愉快をとおり超して、かなりの恐怖を覚えました。
私がキッチンの防犯ベルの近くに寄り、「蛇口につけるタイプの浄水器をを1カ月試してみます。納得したらこちらから、連絡いたしますので。」というと、
ダメだなこりゃ、帰るか、とはき捨てるように同行の男に言い、蛇口タイプの浄水器を取り付け、(ようするに、本来のセールスに失敗した際につけるもの)やっと帰りました。
本来のセールス商品を隠して、アポイントを取り、男性2人で家に上がり込むという方法も悪質ですが、密室でお酒を飲ませたり、性的いやがらせで恐怖感を与えるといった営業方法は許されるものなのでしょうか?私は、幸いなことに契約させれらないですみましたが、被害拡大を防ぐためにも実名公開をしたいのです。コワイやら、キモチワルイやら。
-----以下担当者の名刺に記載されていたものです-------
エコ・ライフ・パートナー株式会社
大阪支店543-0063
大阪市天王寺区茶臼山町1-18
天王寺エルムビル5階電話 06-773-6606
ファックス 06-773-6506多田 実
-----------------------------------------------恐ろしい話しだ。「とにかくセールスの類には、一切近寄らない」と事しか、防ぐ手だてはありませんね。防犯ベルがあって良かったですね。
LinkExchange Japan Member
I.PENGUIN Banner Exchange Type-R