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私はPiaoctの中西といいます。私どもの会社はテレホンアポイントにてサービスの宣伝をしているメンバーズクラブです。あなたはこのHPにNTTの記事まで掲載されたいますが、いったい何があなたの気をかきたててこのようなHPを開設するに至ったのでしょうか？ 私どもの会社は、ブライダル他プライベートをサポートするサービスです。私どもの会社では、プライベートのサービスのために毎月会費として￥3000いただいております。その他に入会金の変わりとして、男性にはエンゲージリング用のダイヤモンド（金額にして￥400.000〜）女性には冠婚葬祭に使っていただけるようにということでパール（真珠）のネックレスをご購入いただいています。 これは、最近入会金と称して膨大な金額（￥500.000〜1.200.000）を支払わせ、メンバーズカードのみ発行するメンバーズクラブがたくさんあるのですが、実際、旅行に行かれたり、休日よく遊ばれたり、メンバーの特典を多々利用されれば入会金のモトを取っていただけると思うのですが、この忙しいご時世、そんなに遊べる方もいないと思います。 そこでPiaoctでは入会金の変わりに将来役に立つものを貯金感覚（毎月￥7.000〜、ボーナス月￥20.000〜）でご購入いただこうということになったのです。 月々、ボーナスでご理解いただけると思いますが、要はクレジットによる購入です。（現金でご購入される方もいらっしゃいます。） しかしダイヤモンドというのは常に値上がりしております。（理由は、ダイヤモンドの価値は、他の貴金属とちがい、CMでおなじみのデビアス社＜ダイヤモンドの管理機構＞によって物価に対して一定の価値が保たれるよう保持されているからです。）その上昇率は年利10％前後。クレジット会社の年利が8％前後なので、数年後にダイヤモンドをご購入いただくより、今現在の時点でご購入いただいたほうがお徳なのは確かです。 パールにつきましては、その保証はできませんので、今か後々のご購入かといわれると困るのですが、これは私どものサービスをよいものとご理解いただけた方の判断にお任せしております。（入会金の変わりということなので） 通常JTBなどで￥200.000ほどの金額になります。まず、メンバーの方に￥9.800ご入金いただきます。では残りの￥198.200はどうなるかというと、メンバーの方には毎月￥3.000払っていただいております。ただいま東海地方に約30.000人のメンバーがいますので会費を合わせると毎月合計￥90.000.000になります。この￥90.000.000の中から足らない金額￥198.200）を補います。このような感じでサービスを運営しておりますので、実際会社の利益としては入会時のご購入となってしまいます。 今回、あなたにこのようなメールをお送りしたのは、Piaoctのサービスを宣伝してほしかったのではなく、皆さん満足いただけるという自信があるからです。私どものサービスを電話による宣伝としているのは、あくまで経費の削減です。余分な経費を使わないことで、メンバーの皆さんに、よりたくさんの満足を提供できるようにと言うことなのです。 私どもだけでなく、電話による宣伝を行っている企業はたくさんあります。最近は悪質なものが多すぎて皆さん嫌がられるのもごもっともかと思います。でも現に肯定的な方もいらっしゃったように、「話を聞いてよかった」と思われる方もたくさんいます。私たちのメンバーの中にも「そういうのいいです。」といわれながら話をして、ショールームで実際にお話させていただいて、「聞いといてよかった。」ご旅行の際に御礼を言われたり、結婚されたときに感謝されたりという方もたくさんいます。 非常に長いメールになってしまいました。今回のメールについて、一度お返事のほどよろしくお願いします。 Piaoct Lead Wedding事業部 |
「お返事ください」との事なので、幾つか質問をしたら、きっちり返ってきた。
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Q.ダイヤモンドのグレードはどのくらいですか?カラットとかカラーとか、いわゆる 4C ってやつです。 そうですね。今現在￥400.000でダイヤモンドをご購入いただく場合、重量が0.3ｃｔ↑・カラーがG〜F・クラリティーがVS2〜VS1・カットの総合評価はGood〜Very Goodといったところでしょうか？ごくごく普通だと思います。 ダイヤモンドには鑑定書（中央宝研）をつけ、シンプルなティファニーリングにおはめしてあります。ご婚約の際、指輪の形（枠）を変更される場合、お気に入りの枠を市価の40％前後の あと、ダイヤモンドを持っている方、宝石屋などのお知り合いがいらっしゃる方で、どうしても Q.計算すると、メンバー全員が1年に1回以上旅行に行くだけで赤字になると思いますが、そのお金はどこから出てくるのですか? 足りないお金 30,000人 * 198.2 千円 = 5,946,000
千円 利用回数に制限はありません。しかし激安ツアーには常に定員を設けてありますので、定員オーバーの場合はご利用いただけません。実際激安ツアーは定員いっぱいになったことはありません。毎年海外旅行をご利用していただいているお客様はメンバー全体の7％〜10％ぐらいです。 あと、実際は200千円かかる旅行も、こちらと旅行会社の間で業務提携しておりますので、多分に割引していただいています。 Q.会社は株式会社なのでしょうか?もし可能なら、財務状況（売上げが幾らとか、経費が幾らで利益が幾らとか言うやつ）を教えてください。別に怪しいと思った訳じゃないけど、末永くお付き合いするなら、経営状況とかも重要ですしね。「会員になったは良いけど、会社は無い」とか言う事になったら困りますから(^^;。 財務諸表にかかわる資料は扱うことができませんので、それはご勘弁ください。しかし、実際月会費のほうは15％〜20％ほど黒字です。この残りは来年度の予算へ繰り越されます。 |
で、ためしに piaoct さんに入会するとどの位お得なのかを、計算してみた（下図）。赤線が、piaoct さんに入会した時に支払う金額で、その他は、どの位頻繁に旅行に行くかの線である（piaoct さんで旅行に行く場合の 9800円は、簡単の為、無視した。本当は、赤線はもうちょっとだけ上になる）。
もし、毎年旅行に行き、その旅行が20万円相当なら、圧倒的にお得である。しかし、piaoct さんの利用者は毎年10%程度との事なので、8年間毎年旅行する人は、全体の 0.000001％である。3年間としても、0.1％に過ぎない。
そこで、2年に一回とすると、緑の線の様になり、7年目〜8年目で元が取れる（いきなり8年間と出したのはこの期間）。3年に1回だと、いつ元が取れるか分らないが、10年以上先である。ちなみに、8年間1回も旅行に行かない人は、全体の 43%にものぼる。
確率から見た、8年間の旅行の回数（センター試験レベルで計算できます（笑））
| 0回 | 43.0％ |
| 1回 | 38.3％ |
| 2回 | 14.9％ |
| 3回 | 3.31％ |
| 4回 | 0.459％ |
結局、8年間で4回以上旅行に行って元を取る人は、全体の 0.5%程度と言う事になる（＝ほとんどの人は、損をするだけ）。
なお、この計算は「piaoct さんに入会する前から、旅行に良く行ってた人」にしか成り立たない。今まで旅行に行ってなかった人の場合は、幾ら得しても、新たに出費が増えただけである。
一応、解決策としては以下の事が考えられる。
- 今回は、「旅行は好きだが、ダイアモンドは欲しくない人」向けに計算を行った。だから、旅行で元が取れなくても、ダイアモンドが手に入ったと言う事で諦める or ダイアモンドが欲しかった人が入会する。
- piaoct さんのサポート努力で、旅行の利用率を向上させる。
P.S.
piaoct さんの様に、入会金が40万円と言う良心的な価格ですら、元を取るのは難しいです。100万円とかだと、ほとんど一生モノです（笑）。
あと、利益が20％と言うのは、企業としては素晴らしい会社です（普通の会社は、良くて5%くらい）。利用者から見ると、暴利かも知れませんが（笑。見る方向が違えば、感想が違うのは当たり前）。
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